どうも、しびあこ。です!
本日は、知人が体験した恐怖体験「丑の刻参り」をお話いたします。
これは、私が20歳位の頃のお話。
地元に出るやら、夜中に丑の刻参りをしてるやらでそんな噂が絶えない山があります。
そんないわくつきの山ですが夜景も奇麗とのことで、仲間4人で夜景を見に行くことに。
しかし、20歳そこそこの私たちはただ、夜景を見に行くだけではつまらない!と怖いもの見たさと肝試しを兼ねて、丑の刻に夜景を見に行くことに。
夜中12時30分過ぎに集まっていた友人の家を出発、12時50分くらいには山頂につき、夜景を眺めていた。
普段、午後8時位に見に行く時の夜景とは違い、明かりの数はかなり少なかった。
ですが、普段とは違う夜景もそれはそれでいいんじゃなかなどと話しているその時。
「カーン、カーン」
明らかに自然の音ではない金属をたたくような音が聞こえてくるのです。
仲間のうち、女性陣の2人はもう、帰りたいと言うのですが、男友達Aは音の正体を確かめにいくといいます。
私は女性の前で弱虫と思われたくなかったので「俺も一緒にみてくる」と言ってしまいました。
女性陣を車に乗せていつでも発進できる準備だけさせて私とAは音のなる方へすり足、盗み足で見にいきます。
木の陰に隠れ、息をひそめ様子をみると、白いワンピースを着た女性でした。(イメージでは白装束をきてるイメージですがワンピースでした)がものすごく険しく、血走って顔(暗くてはっきりと見えてないはずですが想像がそう見えさせたのかも)で木をハンマーらしきものでたたいています。
暗くてはっきりと見えませんが、おそらく、木には藁人形がついていて、いわゆる五寸釘を打ちつけているのだということが容易に想像できます。
私とAは目で合図をしてゆっくりと離れることに。
無事、車につき、女性陣にマジで丑の刻参りをしていた旨を伝え、さすがに怖いので急いで下山することに。
車でふもと付近に近づいたとき、車の中の私たちは悲鳴をあげました。
なんと、白いワンピースの女性が裸足で山をとぼとぼと歩いて下りているのです。
私とAは確実に先ほどの女性だと悟り、女性陣に目を合わすなと指示しワンピースの女性を車で通りこした瞬間できる限りのスピードで山を下りきり、もとの友人宅まで帰りました。
友人宅でさすがに怖かったと私たちはしゃべっているとAが
「ほんとに怖いのは俺らは下山するのに車で10分くらいかかってるのに、あの女は歩いてふもと付近まで降りてるきてること。時間あわへんし。」
とつぶやく。
丑の刻参りをしていたワンピースの女性と歩いていたワンピースの女性が別人であることを祈るばかりです。
こんなお話でした。
では、また!
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