どうも、しびあこ。です。
本日は「ろうそくの火」というお話をしたいと思います。
これは、私の祖父が亡くなった、お通夜の話。
祖父は突然、風邪をこじらせて亡くなってしまった為、心の準備といいますか、突然すぎて実感が湧かなかったといいますか、なので亡くなったと聞いて、泣けてくるほどの悲しい感情がでてきませんでした。
ですが、お通夜の準備のお手伝いや、ご挨拶にきてくれる方々とお話しているうちにどんどん実感が湧いてきて、お通夜が始まるころにようやくこみあげてくる感情がありました。
お通夜が始まり、お坊さんがお経を唱え、お焼香が始まると私も、祖父との思い出が頭のなかで繰り返し流れてきて、涙しました。
お焼香が終わり、お坊さんが引き続きお経唱えていると、真冬だったため、閉め切った部屋であるにもかかわらず、ろうそくの火が激しく揺れたのです。
それを見てお坊さんもお経をいったん止めかけましたが、引き続きお経を唱えます。
私は直感といいますか、ふと祖父の魂がまだここにいるんじゃないかと思い、心のなかで
「じいちゃんここにいるの?今までありがとうございました。この気持ちが聞こえてら返事してよ」
と声をかけました。
するとろうそくの火が消えてしまうのでは?と思うくらい大きく揺れました。
もちろん肌で感じるほどの隙間風等もありません。
お経が終わり、お坊さんのありがたいお話の中でも、ろうそくの火が揺れたことは気にかかっていたみたいで、
「もしかしたら先ほどまで、この部屋に魂はいてたのかもしれませんね。」
と私が感じたことをそのままにおっしゃっておられました。
もしかしたら祖父自身も急逝であったことから、死を実感していなくて、本当にあの場所にいてたのかもしれません。
そんなお話でした。
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