怖い話「学校工事の現場事務所」

怖い話

どうも、しびあこ。です!

本日は、私の知人が経験した、「学校工事の現場事務所」というお話をいたします。

私は、建築業の設備工事の工事監督をしています。

5年ほど前にとある学校の改修工事を行っていました。

その時の現場事務所は2階に建築工事業者、1階に電気工事と設備工事の現場事務所が隣同士にある、

そんな配置でした。

その日、残業で夜遅くまで、現場事務所で事務作業をしていました。

建築工事はすでに帰っており、電気と設備のみ残って作業をしている状況。

すると「パタパタパタ」と2階の現場事務所から、足音が聞こえてくるのです。

「建築さん、忘れ物でも取りに戻ってきたのかな?」

と思いつつ仕事を続けていると、「パタパタパタ」の足音がなったり、止まったりと奇妙に聞こえるのです。

「もしかして荒らし?」私と電気屋さんがいるのでそんなことあるのか?と思いながらも事務所の前に出て二階を眺める。

真っ暗で電気一つついていない。

電気屋さんも事務所から出てきて。

「足音...聞こえますよね?」と聞いてきます。

「聞こえますよね。泥棒ですかね?」そんな話で2人で2階を見に行くことに。

ですが、戸もしっかり閉まっているし、中から音もしない。

明かり、ひとつありません。

窓からスマホのライトで中を見ますが、誰もいない。

「誰もいなさそうですね。ちょっと怖いですね。」

「そうですね。もう、私たちも早く帰りましょう。」そんな話になり、電気屋さんとキリのいいところまで仕事して、帰ろう!ということに。

そして、それぞれの現場事務所に戻り仕事を始めると。

「ドタドタドタ」とまるで複数人で動き回る足音がきこえたのです。

さすがに怖くなりノートパソコンの電源も切らずに慌てて、外に出ました。

電気屋さんもかなりあせって外に出てきて。

「もう、帰ろう」とお互い一致で帰ることになりした。

車に乗り込み、出発して20分ほどしたら、電気屋さんから

「大事なもの忘れてしまったのですが、一人は怖いです。」とメールが入ってきます。

私は気持ちはわかりますが、今から戻って付き合うのも、気が進まなかったてのもありますが、先ほどの音が怖すぎたので

「こんな時間ですし、明日の朝では、ダメなのですか?私も怖いので絶対戻りませんよ!」とキッパりと断りました。

すると返事がありません。さすがに諦めたかな?と思い帰宅。

次の日、朝、電気屋さんとほぼ同じ時刻に現場についたため、お互い、車を降りて駐車場にて

「おはようございます。昨日、結局取りに戻ったんですか?」と聞くと

「???なんの話?」

「メールくれたじゃないですか!このメールですよ」と見せると電気屋さんの顔が青ざめていきます。

「そんなはず、ないんですよ、だって。」と電気屋さんに手招きされて電気屋さんの現場事務所へそして机の上を指さされました。

すると、電気屋さんの携帯電話が机の上に置いてあるのです。

「昨日、慌てて帰ったから、携帯...忘れたんです...」

とテンション低めで答える電気屋さん。

とりあえず送信履歴を確認することに・・・送信履歴には私に送った分がのこっており、2通目は白紙で送信エラーとなっていました。

建築さんも被害ないと言ってますが、これはさすがに誰かに入られてると思い、学校の監視カメラ(ちょうど現場事務所が映るカメラがあったので)を見せてもらうことにしました。

監視カメラには建築さんが帰ったあと、私と電気屋さんが事務所の外に出るまでは誰も映っていません。

そして、私たちが慌てて帰ったあと、私にメールが来た時間ちょうどにいったん画面が灰色になって20秒位でもとに戻ったのです。

私も電気屋さんも怖くなり、今後この話はやめよう。

となりました。

誰もいないはずの2階からの足音はいったいなんだったのでしょうか?

それと、私がもし、「怖いのであれば私も戻りましょうか?」と答えていればどうなっていたのでしょうか?

送信エラーになってはいましたが、白紙のメールはなにを伝えようとしたのでしょうか?

私は今後も夜の不信な呼び出しに応じることはないと思います。

とそんなお話でした。

では、また!

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